『健全な企画が実現する為には』

「どのようにしてその企画が通ったのだろう?」Wieden+Kennedyの佐藤澄子さんのプレゼンテーションを見て思う人は僕だけではないだろう。その後の流れで、ある一つのキーワードが挙がった。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」
LeBron James/Roger Federer…次々と正面のスクリーンにはトップアスリート達が出てくるNikeのCMが。いつからかわからないが、様々なブランドがアスリート達のライフストーリーやポリシー等をテーマに広告を作り上げる手法が主流となっている。それだけアスリート達には、人にモノの宣伝以上の価値を付け加えることが可能な魅力があるのだろう。

しかし、ただストーリーを作るだけでは誰の心も掴めない。そこには「アスリートでなくては企画は通らない」という佐藤さんの言葉の通り、そのアスリートと消費者が住む世界観/空気感をよく理解できる人間でなくては企画が通る事はおろか、企画をする事もできないのだろう。
「アスリート」という直接的な言葉の意味とは少々異なるが、「公文式」の広告も、映し出されているのは「机の前の小さなアスリート」達。その姿が公文式の教室の世界観/空気感を最大に表現するのだという事をよく理解し、クライアントと共にその表現方法を最大限活かそうとする現れだと思う。その時点においてクライアントとの二人三脚の「アスリート」としての才能が必要不可欠なのだ。