『デザイン対デザイン』展:植物、建築と子宮の変形
@National Galleries, Grand Palace, Paris
2007年9月26日~2008年1月7日

『デザイン対デザイン』とは絵画の展示ではないし、映画の上映でもない。『デザイン対デザイン』の場所は博物館ではないし、ショールームでもない。『デザイン対デザイン』はオブジェの祭礼であり、催眠的な効果、サイケデリックな印象、身体的なもしくは厳密に知的な高揚に観察者を導くものだ。展示されているオブジェの場は、トーテム、産業、フェティシズム、資本主義あるいは消費主義的な意味での「祭壇」である。
この展覧会のタイトルはデザインの二つの問題点を示す。まず、トートロジー「デザイン、デザイン」が「デザイン」の定義の問題を強調する。特に60年代以来「デザイン」は多くの個人的な解釈を許し、また80年代のポストモダンの影響以降、「デザイン」の定義は多様性と複雑性を持った。次に、「対立(…contra…)」という言葉は、デザインのトレンドの多様性とその矛盾した性格を取り上げ、デザインのスタイル、形、概念、使用における並列性と共通性を意味する。多数のオブジェ、多数の意義、多数の感覚。
『デザイン対デザイン』展では、オブジェは年代順に並んでいない。歴史的な正確性と学問的な厳密性を支えながら、時間が対象を順番に縛りつけるためのロープとして機能し得ると単純に思っている人は現在めったにいない。『デザイン対デザイン』のオブジェは回路(shirt circuit)構造と、スパークする対話によって構成されている。オブジェは自己の歴史、起源、意義を見渡しながら、お互いと論じ、お互いを補完し合う。
>>>次回へつづく
(ロディ・オン/美術批評家)