Stockholm Furniture Fair 2008 Report
ストックホルムファニチャーフェア2008レポート
先週ストックホルムで行われたファニチャーフェアで見つけたGood Designを紹介する。
まず一発目はスウェーデンのKalmarを中心に活躍する若手デザイナーチーム「ADDI」のグラフィック。
*copyright:ADDI
地球温暖化によりホッキョクグマが減少している。
ホッキョクグマは氷の上で休息する獲物を見つけると海へ潜り、氷の縁から獲物に近づいて仕留るのが一般的だが、氷自体の量が減ったため獲物にありつけず、やせ細った体で獲物を求めて海を泳ぐうちに力尽きて死んでしまう。そうやって溺れ死ぬホッキョクグマにライフジャケットを着せようというのが彼らの「Animal Concept」という作品。
この一枚のグラフィックで全てが語られている。
獲物が一匹もいない、氷の薄くなった流氷地帯。「地上最大の肉食獣」と呼ばれるホッキョクグマがとても小さく見える。そしてその小さなホッキョクグマが着ているのは鮮やかなオレンジ色のライフジャケット。
環境問題は深刻だが、地球温暖化がもたらす「惨劇」を見せながら人々の背中を押す代わりに、
彼らはユーモラスな表現で見る者に「気付き」を与える。このようなポジティブな姿勢が私達にはもっと必要なのではないだろうか?
<参考>
*wikipedia ホッキョクグマ
*WWFの「ホッキョクグマ衛星追跡プロジェクト」
*POLAR BEAR SOS
(GNN from Stockholm / Thanks to ADDI)